ホテル襲う「トコジラミ」の恐怖、駆除に10万円も インバウンド復活で頭を抱えるホテル関係者

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トコジラミは、宿泊客のカバンや衣服などについてきてホテルの客室に住み着く(写真はイメージ、structuresxx/PIXTA)

インバウンド(訪日外国人客)の復活により、回復が続くホテル業界。だが新たに頭の痛い問題が生じ始めている。トコジラミの脅威が日本のホテルにも押し寄せているのだ。

都心部でチェーン展開をするホテルは、「つい先日うちにも初めてトコジラミの被害が出ました」と打ち明ける。

大手ホテル「毎月1~2件被害が発生」

トコジラミは宿泊客のカバンや衣服などについてきて、客室に住み着いてしまうため、ホテルにとっては防ぐことが非常に難しい。「防ぎようがない。守る方法があれば教えてほしい」と嘆く。大手ホテルからも「毎月1〜2件、トコジラミ被害が発生している」といった声が聞こえてくる。

フランスや韓国で大量発生したトコジラミ。日本でも増加している(写真:記者撮影)

トコジラミは「ナンキンムシ」とも呼ばれることもある。シラミではなくカメムシの仲間で刺激を与えると悪臭を出す。人を好んで吸血し、刺されると個人差はあるものの、激しいかゆみや発熱を引き起こす。

かつては都市部でよく見られた害虫だったが殺虫剤の普及などにより、その被害は激減していた。だが近年、インバウンドが再び増加したことなどが原因となり、トコジラミの被害が増えつつある。

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