専門医が教える「本当に眠りやすくなる」習慣 「羊の数を数える」よりも圧倒的に効く方法
今は、睡眠をサポートしてくれるサプリメントもたくさん出ています。
寝る時間になかなか気持ちが落ち着かない人には、GABAやテアニンが配合されたサプリがおすすめです。
GABAには不眠を改善する効果があり、緑茶に含まれるテアニンには覚醒状態を保つ物質をブロックしてくれる効果があります。さらには、リラックス状態のときに発せられる脳波である「アルファ波」の発現を活発化することも報告されています。
サプリメントは症状によって成分を選び分ける
寝るときに身体が熱いと感じて眠りづらい人には、グリシン配合のサプリがいいでしょう。
グリシンには血管拡張作用があり、体の内部の温度である深部体温を下げ、眠りやすい状態にしてくれます。ちなみに、コラーゲンの3分の1はグリシンで構成されているので、美肌にも効果的です。
また、体の外から直接的に脳の温度を下げるという方法もあります。
乾いたタオルを冷凍庫に入れておき、眠るときに頭の下に敷いて眠りにつくと、脳がクールダウンできてすっきりと眠りにつくことができます。
睡眠のリズムを整えたい人には、ビタミンB12やラフマ葉エキス配合のサプリがいいとされています。
睡眠をサポートするものとして、睡眠薬という選択肢もあります。
最近は改良がだいぶ進み、副作用が軽く依存性の少ないものも増えてきました。
しかし、できれば頼ってほしくないというのが本音です。
不眠に悩んでいる人は、安易に薬に手を伸ばさずに、まずは食事や生活リズムなど、拙著でもご紹介した基本的な習慣を整えることから試してみてください。
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