「フィリピン留学」コロナ禍から復活を遂げた現在 日本の学校も「マクタン島やボホール島」に進出

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しかしもう一度だけやってみようと決断、学校施設や寮を新たに建設して、日本人を最大のターゲットとして学校を現在再開しています。

コロナ前と現在変わったこととして、今回訪問した学校の多くが韓国人ではなくて日本を第一優先としたマーケティングを行っていることを感じました。同時に台湾やサウジアラビアなどの国の留学生も増えているそうです。

セブシティの学校も独自の進化が

一方、セブシティの学校も独自の進化を遂げています。

中心部のビジネス街ITパークに位置するQQEnglishは、コロナ前からオンライン英会話の最大手の一つ。対面でも授業を実施し、セブ留学の中でも最も人気のある語学学校の一つでしたが、パンデミックから現在に至る変遷をCEOの藤岡頼光氏は次のように話してくれました。

「実質的に世界で一番長いロックダウンがあったのがフィリピンではないかと思います。パンデミックになり常時500〜600名いた留学生は1週間以内に帰国せざるを得なくなり、本当に大変でした。ただ我々にはオンライン留学がありました」

QQEnglishのオフィス(筆者撮影)

パンデミックの間に同校のオンライン英会話は実に以前の4倍の規模になったと言います。正社員として雇用していた1800名以上のフィリピン人講師を空いた学生寮を活用しながら共同生活をして、先生のトレーニングをしながら品質管理を整え、この難局を乗り越えたと言います。

現在はオンライン英会話、現地対面での授業ともに同じ教材で継続学習することができます。同校のその豊富なリソースを活かして1日単位で留学を調整できるように、よりフレキシブルに、よりリーズナブルに英語学習の機会を提供するように進化を遂げたということです。

特徴のあるコースを設けているのが、人気校のEV Academyです。フランス人・韓国人がオーナーの同校は常に受け入れの定員に達している語学学校。ソーシャルメディア運用で必要なカジュアルな英語を学ぶ専門コースは今の時代ならではのコースです。その他、IELTSのスコア保証のコース、初級から受講可能なビジネス英語コースなど実践的でフィリピンらしいフレキシブルな授業のラインナップを揃えています。

セブシティにおいてもリゾート感のある学校は人気です。

Global Language Cebu(GLC)も日本人経営の語学学校。入るとプールとオープンカフェが目の前に広がり、こちらもリゾートホテルの雰囲気です。コロナ明けのオープン後、日本人を中心に留学生も増えてきており、来年はさらに受け入れ人数を拡大するとのこと。ジェネラルマネージャーの都地志保氏は、日本の学生はオーストラリアのワーキングホリデーの前に英語を学習するために「2カ国留学」として来ている人も増えていると言います。

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