WiiUは、一家に一台・家族全員が遊ぶデバイス、ソフト会社との連携も強化--岩田聡・任天堂社長

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 たとえば「スマッシュブラザーズ」は3DSとWii U向けに開発するので、何らかの形で連携させることができるでしょう。

念のため、Wii U(のコントローラ)は持ち歩くデバイスではありません。家の中において遊ぶ場所がある程度自由になるデバイスです。テレビがふさがっていても遊べるし、たとえばダイニングキッチンのような場所でお母さんが映像をストリーミングで見られるとかそんなことが可能であればいいな、と考えて作りました。
 
 基本的には“一家に一台”のデバイスだと考えています。


■Wii Uではソフト会社との連携に注力する

--ハードとしてのWiiが失速した原因をどう分析しているか。

ゲームははやったり廃れたりします。マリオやドラゴンクエストがはやったら皆遊び、また遊ばなくなるというサイクルです。だからもう少し日常生活の中で触ってみたり、役立ったり、面白くなったりするものにトライしてみたのが「Wii」でした。しかし、そこに敷居の点で収まり切らなかった面があります。

そこをWii Uで推し進めようとすると、「じゃあ専用画面があったらいいよね」と。その話を以前からしていて、「専用画面がどこにあるべきか」、たとえば「テレビの横にちょこんと小さい画面があればいい」とか、いろんな議論がされ、最終的に今の形になったんです。

ちなみに、(Wii Uのコントローラが)今の形になった後で、世の中に「アイパッド」などのタブレット端末が出てきました。2011年6月に任天堂がWii Uを発表した、と見ると、「ああ任天堂はタブレットをゲーム機のコントローラにつけたのか」、という見方になるかもしれないが、実は順序は逆なんです。


--4月の決算説明会で「Wiiの普及初期の段階で『自前主義』に陥った」とおっしゃったが、ソフト会社との開発や提携の面で、Wiiの反省点はあるか。

Wiiを出したとき、「任天堂が据え置き型ゲーム機を出すのはこれが最後だろう」という見方を(業界内で)されていました。その前のゲームキューブはうまくいかなかったので、「ソニーやマイクロソフトの作る機械に対し、任天堂の作る機械は市場で生き残れないだろう」という前評判でした。

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