「6月病」に効く薬は、男女で異なっている! この2つを使い分けよう

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具体的には、華々しい印象の得意先(実は激務)を任せてみたり、「●●担当」という肩書きを与えてみたり。なんなら「お掃除リーダー」「社内マナー向上委員」ぐらいの肩書きでもOK。その甘美な響きに男たちは奮い立ち、6月病などどこかへ吹き飛んでしまうことでしょう。

女性は「わかってほしい」

一方、対女性の場合は少々複雑です。彼女たちが働くことに求めているのは、「理解」「承認」「尊重」です。仕事を通じて自己を表現したい。まだ見ぬ自分の可能性を見つけたい。自分でも気づかなかった能力を、誰かに見いだしてほしい。その欲求が満たされると、驚くほどのパワーを発揮します。

なんとなく自分らしい働き方ができていない。退屈な作業ばかりで「私らしさ」を発揮できてない。もっと私には向いている仕事があるんじゃないか……。このように、自分の個性を認められていない状況が、彼女たちのモチベーションダウンの理由。そんなところへ、さらに負担が大きくなるような大きな仕事や、肩書きを与えても逆効果です。

では、どうすればいいか?それはただ「わかってあげる」ことです。

疲れ気味の女性社員には「あなたの●●なところを、ひそかに買っている」と耳打ちする。新入社員の女子には「4月からの努力をいつも見ていた」と声をかける。自信のなさそうなメンバーには「もっと思い切って自分らしくやってみたら?」とハッパをかける。

こうすれば「ほんとですか!?」と、みるみる息を吹き返すはずです。表面的な肩書きでは満足してくれず、丁寧なコミュニケーションが欠かせないので、男よりも面倒といえば面倒ですが。

いかがでしょう?当然、これは明確な男女差というわけではありません。要は社内には「上下関係での自尊心」をくすぐってあげるべき相手もいれば、「いつも見守られているという安心感」を刺激するべき相手もいるということです。さらには、「自尊心」が効かなくなったら「安心感」を試す、「安心感」が効いてきたら「自尊心」もくすぐるといった、合わせ技も使っていきたいものです。

ふたつの薬をうまく使い分けながら、メンバーのやる気を鼓舞して、ジメジメとした季節を乗り切りましょう。

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