赤ちゃんの不思議 開一夫著
乳幼児の心理や行動、脳の発達過程について、科学的アプローチに基づいて研究する「赤ちゃん学」が、この20年余りで急速に進んでいる。心理学や医療分野をはじめ、保育やロボット工学などの研究者によって、生後間もない新生児が持つさまざまな能力が明らかになってきた。
インターネットや携帯電話による大人の生活環境の変化は、養育環境をも変える。加速度的に変わる養育環境は発達過程にどんな影響を与えるのか。テレビの視聴は悪影響を与えるのか、そして早期英語教育は有効なのか。工学研究から赤ちゃん研究に転じた著者が、最新の「赤ちゃん学」の知見を紹介しながら、養育環境の変化と赤ちゃんの発達との関係を論考する。
岩波新書 756円
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事