FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン 広瀬隆著
『東京に原発を!』などの著書で知られ、1980年代初めから一貫して原発の危険性と撤廃を訴えてきた著者は、福島第一原発の事故は人災だと怒りを隠さない。
日本が地震多発地帯に位置するにもかかわらず原発を造り続け、安全だと言い切っては災害対策をなおざりにし、自分たちに不都合な情報は隠蔽し、そして今回の大震災は想定外だったと責任逃れをする関係者たちを断罪する。
併せて、54基の原子炉の現在の状態と、これから起こりかねない地震に対してどれだけの対策が講じられているかも詳細に検証している。
また、原子力が地球温暖化対策に有効なクリーンエネルギーだとする説も喝破している。
朝日新書 777円
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