日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土 孫崎享著
尖閣諸島、竹島、北方領土の領有権が争われている。いずれも国際的には「固有の領土」と認められていないという。
尖閣諸島の帰属は、つまりは台湾領か琉球領である。尖閣を含む琉球が日本に組み入れられたのは1872年以降。必ずしも日本古来の領土ではない。また米国は、北方領土を日本の管轄外として日米安全保障条約の対象にしていない。米政府機関の地名委員会は竹島を実態的に韓国領と見なしていて、ここでも米軍の関与外にし、尖閣諸島については中立を決め込む。
どうしたら尖閣諸島を守れるか。竹島や北方領土は取り戻せるのか。そして日本の国益にかなった安全保障とは何か。国防のための国家戦略が、今こそ必要だと説く。
ちくま新書 798円
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事