スカイツリーの下、深夜0時に開く謎の食堂の正体 気がつけば営業64年、82歳店主の自由すぎる運営
あたりを川に囲まれ、東京を代表する下町として知られる墨田区。ここ十数年の間に、東京スカイツリーや東京ソラマチ、すみだ水族館などの新しい施設が続々と誕生して、人の流れも景色も変化している。
一方で、その東京スカイツリーのふもとには、令和の時代のお店とは思えないほどのノスタルジックな雰囲気の「キクヤ食堂」がある。店主の竹之内雅巳さん(82)は、昭和34(1959)年に父からお店を継いで以来、64年働き続けているのだという。
以前一度訪問して、その独特の存在感が気になっていた。そこで、今回改めて訪れてみることにした。
深夜0時に開くカレーが有名な食堂
東京スカイツリーからほど近い交差点の角に位置する「キクヤ食堂」。店の外には目立った看板もなく「キクヤ」と書かれた小さな紙が入り口に貼られているだけ。営業中は暖簾がかかっているものの、ぱっと見るだけでは食堂だとわからない。
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