京急品川駅、「都心の玄関口」の裏側に何がある? 引き上げ線の“新品川駅"周辺も大規模工事中
京浜急行電鉄の品川駅には、都心の玄関口にふさわしく「KK01」の駅番号が付いている。同社の乗降人員数で横浜駅に次いで2位を誇り、JR在来線や新幹線との乗り継ぎ客で1日中にぎわっている。
品川駅の南に北品川駅
JRの品川駅は2022年に開業150年を迎えた。京急の品川駅はその西口(高輪口)にある。住所は東京都港区で、1駅“南”の「北品川駅」が品川区にある。品川の駅名の由来になった品川宿の北のほうに位置する。
京急の前身、京浜電気鉄道にとって大正期まで都心の玄関口のルーツはこの北品川駅の近くにあった。1925年に東海道線を橋で跨いで、商業施設「ウィング高輪WEST」がある付近にターミナルビルの高輪停留所を開業させた。1933年に省線(国鉄)品川駅に乗り入れ、高輪停留所を廃止。品川―浦賀間の直通運転はこの年に始まった。
現在の京急の品川駅は地上2階に2面3線のホームがある構造。南の羽田空港や横浜・三浦海岸方面へ向かう列車が発着する1番線と、反対方向の泉岳寺駅から都営浅草線に乗り入れて新橋・日本橋・成田空港方面へ向かう列車が発着する2番線、座席指定のウィング号の乗車ホームである3番線がある。
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