「首相祝辞で爆睡」吉本新喜劇座長のトンデモ話  さんま、ダウンタウンも評価する間寛平の横顔

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「アメーマ」「かい~の」「アヘアヘウヒハ」といったよくわからないギャグを独特の声と言い回しで言うだけである。「なんやそれ?」のひと言で片付けられかねないギャグだ。

それは先に挙げた3人(組)とはまったく違うものである。寛平さんの笑いはそういう理屈を越えたものである。誰もまねすることができない。

この3人も「なんやそれ」と突っ込みながら、寛平さんの笑いはすごく評価している。その証拠に、自分の番組で寛平さんを重用し、自らも大笑いしていたのが何よりの証拠だ。

感覚的に発せられる独特のギャグ

寛平さんの口から発せられる予想もしなかったことば、ギャグは、頭の中で計算され尽くされたものなどではなく、感覚的に発せられたものがほとんどだ。なんのことはないギャグを独特の声と言い回しで言ってるだけなのだが、それを聞くと思わず笑ってしまう。

そして、ギャグより何より、寛平さんの魅力は、なんと言ってもその動きである。

ハゲヅラをかぶったじいさんになって、杖を振り回し、セットに登ったりして暴れ回る。あるいは、池乃めだかさんとのサル対ネコの闘い。

パッチの中に着物からなにからすべて入れて異様に腰のまわりをふくらました恰好でめだかさんの猫と闘う。最後は合体する。お客さんは大爆笑である。ただ、ラスベガスのホテルでこのサル対ネコをやったときには、2組の老夫婦が途中で席を立ったけれど。

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