神奈川県大磯町。人口約3万1000人、明治期には日本で最初の海水浴場が開かれ、別荘地として発展した。この町が、2003年に全国初のパリテ(男女同数議会)を実現したことは、どれほど知られているだろう。
著者は21年に『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』を上梓(じょうし)した。50代女性、独身、一人暮らし、ライター一本では食べられずバイトをかけ持ちする日々。国会議員との対話の中で、自身の「生きづらさ」は「私のせい」ではなく「日本社会の構造」ゆえだと気づく。
この生きづらさの解消に、「自分ごと」として取り組んでくれる女性政治家が増えてほしい。20年間パリテを達成している大磯町に、ヒントがあるのではないか──。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
ログイン(会員の方はこちら)
無料会員登録
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら