東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資

新NISAで初心者が知ると役立つ「株式分割の意味」 個人投資家にとってどんなメリットがあるのか

7分で読める
  • 吉野 貴晶 マネックス証券チーフ・マーケット・アナリスト 兼 マネックス・ユニバーシティ 投資工学研究学長
2/5 PAGES

持っている株式の評価額が変わるのではないし、もらえる配当金が増えるわけでもない――。そんな話を聞くと、「株式分割で、投資家にとってなにかうれしいことあるの」と思うかもしれません。

確かに、株式分割については、それだけでは投資家にとってメリットが得られるものではありません。しかし株式分割をすることで、「その会社の株式の投資家層が広がることや、その期待により株式が値上がりする傾向が見られること」は注目できる点です。

株式分割の増加と新NISAの関係

具体的に解説して、とても重要なポイントとなる投資タイミングに関してお伝えしましょう。

来年の1月から新しいNISA(ニーサ、少額投資非課税制度)が始まります。通常は投資で得た配当金や売却によって得た利益に対して20.315%の税金がかかります。しかし、NISAが指定する限度額までなら、この分の税金がかからないというものです。

新NISAの詳細はネットなどで解説記事も多いため、そちらを参考にしてもらいたいのですが、上場している株式に投資する場合、年間で240万円まで購入した株式は、限度額として1200万円までの保有は、そこから得た利益には税金がかからないというものです。

実は、足元にかけて株式分割が増えているのには、この新NISAとの関係があるとされています。株式に投資する際に少なくても必要な投資金額と関係するからです。

次ページが続きます

3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象