FIFA会長側近が賄賂1000万ドルを送金か バルク事務局長が2010年南アW杯招致で
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件で、捜査を進めている米検察当局は、ブラッター会長の側近であるバルク事務局長が1000万ドル(約12億円)の賄賂送金を行ったとみていることが分かった。関係筋が1日明らかにした。
米検察当局は、2008年に「高い地位にあるFIFA当局者」がワーナー元副会長側に送金したとしており、その当局者がバルク事務局長だという。
ワーナー元副会長は今回の事件で起訴されたが、バルク事務局長は起訴されていない。米紙ニューヨーク・タイムズも事務局長の汚職関与について報道。FIFAは報道を受け、バルク氏が6日に開幕する女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会の開会式出席を取りやめると発表した。
起訴状では、1000万ドルの賄賂について、2010年にW杯を開催した南アフリカの招致を成功させるために送られたとされている。
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