激安「SHEIN」よりも安い!新興EC「Temu」の衝撃 SHEINは新山千春のウェディングドレスで話題

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中国越境EC企業のビジネスを根本からひっくり返しかねない「政治リスク」も忘れてはならない。

アメリカ連邦議会の超党派委員会が6月、新疆ウイグル自治区での強制労働や知的財産権の侵害などが疑われるとして、TemuとSHEINを名指しで批判する報告書をまとめるなど、アメリカでは両社の規制論が浮上している。

警戒の対象ともなりかねない

両社をビジネス面で脅かすTikTok Shopも10月にインドネシア政府の「国産品保護」の方針を受け、同国でEC事業停止を余儀なくされた。

日本には「出る杭は打たれる」を文字って、「出過ぎた杭は打たれない」なんて言葉もあるが、国際ビジネスで「出過ぎた中国企業」は警戒の対象になる。アマゾンを脅かすSHEINもTemuも、同業の中国勢と政治という脅威にさらされているのだ。

浦上 早苗 経済ジャーナリスト、法政大学MBA兼任教員(コミュニケーションマネジメント)

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うらがみ さなえ / Sanae Uragami

福岡市出身、早稲田大学政治経済学部卒。西日本新聞社を経て、中国・大連に国費博士留学および少数民族向けの大学で教員。現在は経済分野を中心に執筆編集、海外企業の日本進出における情報発信の助言を手掛ける。近著に『崖っぷち母子 仕事と子育てに詰んで中国へ飛ぶ』(大和書房)『新型コロナVS中国14億人』(小学館新書)。
X: https://twitter.com/sanadi37
公式サイト: https://uragami-sanae.jimdosite.com/

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