疲れ果てたパワーカップル、「隠れ貧困」のリスク 自由になれる時間は週にたった5時間とのデータも
集団で保育をする保育園や幼稚園に比べると料金は手頃とはいえませんが、一部の自治体では、利用料の補助制度を設けています。東京都ではベビーシッターの利用1時間あたり2500円(夜10時から翌朝7時までは3500円)までの料金を区市町村が補助しています。
一部の地域を除き年間144時間分まで利用でき、料金が上限に達しない限り親の負担はありません。最大限に利用すると年間で36万円分のベビーシッター代が無料になる計算です。原則未就学児のみ対象ですが、一部の地域では小学3年生まで利用できます。
一部の企業には福利厚生サービスとして、指定のベビーシッターサービスで割引や補助を受けられるところもあります。このような制度を活用すれば、ベビーシッター代の負担は大幅に軽くなります。
精神的に救われる面も
家事代行サービスは、自宅の掃除や洗濯、食事作りや買い物などの家事を代行してもらうサービスです。利用する頻度や地域に応じて料金が設定されているのが一般的で、定期的に利用する場合には1時間あたり2000~5000円前後が相場です。たとえば月に2回、3時間ずつ利用すると月額は1万~3万円程度になります。単発で利用できる会社もありますが、定期利用に比べると料金は割高です。
筆者も、以前に家事代行を利用して掃除をしてもらったことがあります。子どもがいると分刻みで汚れていくため、一度でずっときれいな状態が保たれるわけではありませんが、仕事や子育ての片手間で掃除をするのに比べるとはるかにきれいになります。
1回数千円という支出はきつく、複数回となると気軽に使えないのが正直なところですが、他の人が掃除をしてくれることで「自分でやらない限り汚れる一方」という状態から脱せられ、精神的にかなり救われるというメリットも実感しました。
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