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旧ジャニーズ、11月に待ち受ける2つの"超難問" 新会社が抱える「カネ・ヒト・ルール」の壁

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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現時点では、依然としてSMILE-UP.社が両者の役割を担い続けているが、新たな組織体制が見えていない中で問題が噴出しており、いまだ落としどころが全く見えていない状況だ。

論点を整理するために、2つの会社の関係性と、両者が抱える問題を図示したのが下図である。

(図:各種資料を元に筆者作成。関連会社の情報は公式サイトより)

マネジメント新会社が直面する3つの難題

10月2日の記者会見では、新会社は1カ月以内に設立するとの表明があった。タレントマネジメントを行う新会社の社名の公募は、10月17日からファンクラブの会員向けサイトで始まったが、31日が締め切りとされている。

おそらく、公募が締め切られた後に、商標調査等の手続きを行ったうえで、法人登記が行われると思われる。そうなると、当初想定したスケジュールよりは後ろ倒しになるのではないかと考えられる。

新会社の概要は記者会見で表明はされていたが、具体的な形はまだ見えていない。芸能事務所として実際に稼働できるようになるまでには、まだ時間がかるだろう。

新会社を稼働させていくうえで、主に3つの問題を解決する必要がある。

① お金(資金)の問題

② 人(人材)の問題

③ ルールの問題

①の資金の問題は、メディアでもあまり議論になっていないが、非常に重要な問題である。SMILE-UP.社はタレントや楽曲等の知的財産権は保有せず、新会社に移管すると表明している。しかし、そのためには、新会社はSMILE-UP.に対価を支払う必要が生じるはずである。SMILE-UP.側に残っている関連会社の機能についても、当然新会社に移管しなければならない。もし新会社がSMILE-UP.より株式を買い取る場合、そのための資金も必要になってくる。

SMILE-UP.社のグループ会社一覧(出所:SMILE-UP.社公式サイトより)

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