つい最近まで、ブラジル市場での新エネルギー車の主役はHVであり、その大部分は日本メーカーのクルマだった。しかしBYDや長城汽車、奇瑞汽車など中国メーカーの進出とともに、状況が急速に変わりつつある。
ABVEのレポートによれば、ブラジル市場では8月のEVとPHVの合計販売台数が初めてHVを上回った。その要因についてABVEは、「中国メーカーが積極的に新型車を投入したり、ブラジルへの投資を発表したりした結果だ」と分析した。
1~5月の輸出台数が4倍に
ブラジル政府は輸入車に対して高い関税を課しているが、EVについては関税を免除し、PHVについては半減する優遇策をとっている。このようなブラジル政府のEVシフト推進の姿勢も、中国メーカーの事業拡大の追い風になっている。
中国の業界団体のデータによれば、2023年1月から5月までにブラジルに向けて輸出された中国製の新エネルギー車は1万台を突破。前年同期の4倍超に急増した。
(財新記者:余聡)
※原文の配信は9月15日
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