ラーメン・背脂多め「記載なき有料提供」での盲点 背脂の歴史的高騰で、無償提供は厳しい現実も

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ラーメンの「背脂」増量や無料サービスをめぐり、激しい議論が起きている(写真はイメージです/写真:kuri2000/PIXTA)
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「ラーメン二郎」、横浜家系ラーメンなど、お客さんが自分の好みにカスタマイズできるラーメン店は昔から人気だ。人の味の好みは千差万別、それぞれの好みの味にカスタマイズできるのは大きな魅力である。

そんな中、最近X(旧Twitter)上で、「背脂」の追加についての激しい議論が起きている。

「背脂」追加料金をめぐり、議論が起きる

とあるラーメンインフルエンサーがラーメン店を訪れて「背脂多めできますか?」と注文。背脂多めのラーメンが提供され、いざ会計の際に伝票を見ると100円の追加料金が課されていたとのこと。

メニューに背脂増しの料金は記載されておらず、注文の際に追加料金の案内もなかったとひと悶着あり、最終的にはお店の落ち度ということで無料でサービスされたという流れだ。

これに対してX上では、「背脂追加は無料が当然」「追加料金がかかるならメニューに記載すべき」という肯定的な意見から、「無料トッピングが当たり前と思ってはいけない」という否定的な意見まで喧々諤々の議論が起きている。

この事案について筆者の個人的な見解を述べる前に、ラーメン業界が今置かれている事情について解説していきたい。それは、背脂が今、歴史的な高騰を見せていることについてである。

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