発表間近「iPhone15」過去モデルの傾向から予想 カメラ周りのアップデートは間違いない
【2020年発売】
「mini」サイズも登場したiPhone 12シリーズ
続いてはこちらの「12」です。これまでiPhoneは通常サイズと大サイズ(PlusやMax)の2サイズ展開だったのが、iPhone 12シリーズでは初めて「mini」モデルが追加。「iPhone 12 Pro Max」「iPhone 12 Pro」「iPhone 12」「iPhone 12 mini」と選択肢が広がりました。カメラの進化も止まらず、超広角レンズでの「ナイトモード」対応やRAW現像モード「ProRAW」の搭載、さらには「LiDARスキャナ」による距離測定(ピント合わせ)の強化など、Proの名に相応しいアップデイトが施されました。「ドルビービジョン」にも対応し、そのカメラ性能はハリウッドの映画撮影にも使用されるほど。一般ユーザーからプロフェッショナルまであらゆる撮影ニーズに応える機種となったのです。私自身は「iPhone 12 Pro」を購入したのですが、「iPhone 12 Pro Max」と最後の最後まで悩んだのを覚えています。Maxのほうがカメラ性能がちょっとだけ良かったんですよね。
撮影表現の幅が広がり“何でも撮れる”カメラに
【2021年発売】
レンズがさらに大きくなった「iPhone 13 Pro」
「iPhone 12 Pro」からレンズとセンサーサイズがさらに大きくなり、暗所撮影にも強くなったのが「iPhone 13 Pro」です。接写モード、いわゆるマクロ撮影ができるようにもなりました。これにより「星空」から「花のアップ」まで文字どおり“何でも撮れる”カメラに。また、「iPhone 12 Pro Max」にしか搭載されていなかった「センサーシフト光学式手ぶれ補正」もiPhone 13シリーズの全モデルに搭載され、望遠撮影時の手ぶれが大幅に低減。ソフトウェア面では「フォトグラフスタイル」と「シネマティックモード」が追加され、より撮影表現の幅が広がりました。とくに「シネマティックモード」は撮影した後からフォーカスポイントを変えたりボケの量を変えたりできるという、これまでのカメラの概念を覆すような画期的な進化を遂げています。ちなみに、iPhone 12シリーズと同じく「mini」を含む4種類で展開され、ロングバッテリーや液晶の明るさなど、使い勝手の部分でも大きくアップデイト。個人的にもこれまでで最も衝撃を受けた機種の1つで、星空撮影では「iPhone 12 Pro」に圧倒的な差をつけました。