「デジタルストーカー」されてる人の衝撃の実態 離婚した元妻が位置情報をチェックしていた
「盲点だった。財産分与とかはきちんとしたのに、完全に見過ごしていた」と最近離婚したある40代男性はいう。「本当に別れるためには、財産だけでなくデジタル面での別れを忘れてはいけなかった」。
「デジタル別れ」が現代の我々に求められる理由はなぜなのだろうか。
離婚した元妻が位置情報をチェックしていた
最近離婚したというある男性は、「また飲んで朝帰りしているんじゃないの」などと元妻から嫌味なメッセージが送られてくるのがストレスだった。ズバリ行動を言い当てられていることが多く、「もう一緒に住んでいないのに、長年結婚していたらわかるものか」と考えていたという。
そうではないことがわかったのは、久しぶりに海外出張に行ってきた後のことだ。「もう彼女でもできたんじゃないでしょうね。海外なんて婚前旅行のつもり?」とメッセージが送られてきたのだ。頭を捻っているうちに思い当たることがあった。
「元妻とアプリで位置情報を共有したままでした」と男性は苦笑いする。元々、連絡がまめではなかった男性。元妻から叱られることがストレスとなり、アプリでの位置情報共有をするようになった。連絡をしなくても把握してもらえるため楽と喜んでいたそうだが、別れた後はこれが逆にストレスの原因となっていたというわけだ。
「まさか別れた後にそんなのを見るなんて思わないじゃないですか。時々チェックされていたようで、ぞっとしてしまいました。SNSにも書いていないのに何でわかるんだろう、親しい友人が元妻に告げ口しているんだろうかとまで思っていました」
家族と位置情報共有アプリで位置情報を共有していることで、連絡がなくても「まだ会社で残業しているようだ」「もうすぐ帰宅しそうだからご飯を温めよう」などと判断することができる。しかし、別れた後にこれが悪用されてしまうことがあるのだ。
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