75点を取った後に「伸びる子」「伸びない子」決定差 大人になって「頭がいい」と言われる人の本質
勉強で伸び悩む人の特徴の一つに、「答えが合っているか・間違っているかしか注目しない」という点が挙げられます。勉強して成果が出ないのは、本当は理解していないのに「わかったつもり」になっていることが原因かもしれません。
「できる」と「わかる」は、似ているようで違います。例えば、テストで運よく満点を取ったとします。もし答え合わせをしただけで終わってしまったら、偶然できただけなのに“わかったつもり”になって満足してしまう可能性もあります。
仕事ができる=勉強ができるということではない
このような人は、時間を置いて同じ問題を解くと間違えたり、ちょっとした応用問題が出されるとつまずいてしまったりすることが少なくありません。そう、「できる」という結果ばかりに目を向けて過程を重視していないからです。
学びで大切なのは、「本当にわかったか?」「納得したか?」に気持ちを集中すること。「できる」ではなく、「わかる」というプロセスにこそこだわるべきなのです。
以上この記事では、小中学生向けの児童書をもとに、「大人こそ再認識したい」勉強にまつわるトピックスをざっと解説しました。子どもの頃から私たちは、「勉強ができる人は頭がいい人」と思い込み、それを根拠に過剰なほどの劣等感や優越感を抱き続けてはいないでしょうか。そして、子を持つ親は、そんな視点をわが子に知らず知らずのうちに引き継いでしまっているかもしれません。
社会に出ている私たち大人は、「仕事ができるということは、勉強ができるということとは違う」ということを、おそらく身に染みて理解しているはずです。そして、社会を生き抜くために必要なのは、自分自身で考え、最適解を出していくことだということも、わかっているでしょう。だからこそ、社会で自分の力を発揮するのに必要な「考える力」を養うためにも、その基礎となる「勉強」は大事なことなのだということを、まずは私たち大人自身があらためて再認識すべきではないでしょうか。
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