1兆円超が11社、「土地持ち企業」300社ランキング 上位は不動産やインフラ系、1000億円超は116社

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(写真:まちゃー/PIXTA)

企業は、「首位は4兆円分を保有『株持ち企業』ランキング」で紹介した保有株以外にも、さまざまな資産を保有している。そこで今回は、「土地持ち企業トップ300社」のランキング表を作成した。表には1年前からの増減額も併載している。

企業が保有する土地には、オフィスビルや設備が建っているものが多いが、保有する土地を将来的に再開発したり、他社に売却することで多額の収益を得られる可能性がある。同業他社に比べて多くの土地を持っていれば、固定資産税などの負担はあるものの、そこから安定的な収益を上げることも期待できる。

土地保有額は、貸借対照表計上額を合計したものなので、土地を取得した時点の価格を簿価に計上していることが多い。したがって、現時点の土地評価額とはズレがあることも考えられる。賃貸不動産を時価ベースに換算した含み益については、別記事「1位は4兆円超!『不動産含み益』100社ランキング」をご参照いただきたい。

大手不動産とインフラ企業が上位に

首位の住友不動産の土地保有額は、前年から2097億円増加し唯一3兆円を超えた。新宿や六本木などに保有するオフィスビルの帳簿価格が大きい。同業の三菱地所は3位、三井不動産も5位にランクインした。

2位は東海旅客鉄道。東海道新幹線などの鉄道に関連する土地の保有額が大きく、保有額が膨らんだ。東日本旅客鉄道は4位だった。このほか、全国に製油所を構えるENEOSホールディングスやトヨタ自動車のように工場を多く保有する製造業も上位に入った。

(※外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

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