旧司法試験時代より採用は早期化、弁護士志望者の大手事務所志向も強まっている。
司法試験の難易度、弁護士の採用事情やキャリア、働き方はどう変わってきたのか。20〜30代の若手アソシエイトと30〜40代のパートナーに話を聞き、誌面座談会の形式で構成した。
[参加者PROFILE]
Aさん 20代アソシエイト 大手事務所
Bさん 30代アソシエイト 大手事務所
Cさん 30代パートナー 有名事務所
Dさん 40代パートナー 中小事務所
──司法試験合格までのエピソードを教えてください。
A 1年生のときはサークル活動を楽しみ、2年生から司法試験予備校のWeb講座で勉強を始めた。予備校が予備試験至上主義だったので、4年生で予備試験を受けたが、受かるか怖かったので、保険でロースクールも受けた。4年生で予備試験に受かると、周りの見る目が変わった。学部卒業後の5月に司法試験を受け、合格した。
B 私はロースクールを修了し、無事、司法試験に受かった。
きちんと勉強すれば一発合格できる
C 旧司法試験とロースクールが併存している時代だった。ロースクールに入るため1年ほど予備校に通った。ロースクールは熱心な実務家教員がいてよかった。授業は夕方に終わり、そこから終電近くまで勉強。そのロースクール全体の合格率は5割前後だったが、きちんと勉強すれば一発合格できる。
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