TPP交渉が失敗したら、どうなるのか 悪いのは、オバマ大統領と共和党?

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さて、今週末は4歳以上の牝馬が1600メートルの距離で対決するG1、ヴィクトリアマイル(東京競馬場、5月17日の第11R)だ。

そういえば昨年も当連載でこのレースを予測したが、そのときもコラムのネタはTPPであったなあ。で、今年はどうか。

ヴィクトリアMは「レッドリヴェール」を軸に

このレース、いつも桜花賞(3歳牝馬対象のクラシック1600メートル戦)で連対した馬が来る。今年の顔ぶれからは、昨年の桜花賞で2着だったレッドリヴェールがぴったりだ。

最近の戦績は今ひとつだが、週末は天気が崩れるという予報もこの馬には吉である。

気性の読みにくい「ステイゴールド産駒」なので、ひょっとしたらまったく走らないかもしれない。しかし、春の天皇賞でゴールドシップを信じて報われた者としては、ここは素直に応援したいところ。

ヴィクトリアマイルでお馴染みなのは「このところ不調だった馬の復活劇」である。

そこでレッドリヴェールから馬連で、ショウナンパンドラ、スマートレイヤー、メイショウマンボ、バウンスシャッセあたりに流してみる。昨年はこの手で「①ヴィルシーナ、②メイショウマンボ」という美味しい中穴馬券をゲットした。

TPPはともかく、ヴィクトリアマイルの波乱は適度に歓迎なのである。

 


 

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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