浦和レッズの暴徒化騒動「史上最大の厳罰」も 来年度の天皇杯出場資格が剥奪される可能性

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過去、1件の騒動事案を話し合うためだけに、臨時理事会が開かれた例はないという。それほど協会は事態を深刻に見ている。一方の浦和は試合の翌3日、暴力行為はなかったとして主導者に最大16試合の入場禁止を言い渡した。その後、弁護士をまじえて映像を確認した協会と協議の上で、暴力や破壊、威嚇等の違反行為を25人程度がしていたことを新たに続報として追加報告していた。

その中で、違反者のうち1人が、過去に暴力行為などを理由に浦和から入場禁止処分を受けていたことも判明。特に悪質なサポーターには、国内で開催される全ての試合への入場を禁止する措置を取るとみられる。

永久に追放される可能性

7月には、火薬類等危険物の持ち込みと使用で東京サポーターが、全ての日本国内試合への無期限の入場禁止処分を科された。それ以上とも言える暴力や危険行為があった今回は、解除されることもある無期限ではなく、永久に追放される可能性もある。その場合、天皇杯はもちろんJリーグや日本代表戦、小中高から女子に至るまで全カテゴリーの会場に入れなくなる。

協会とJリーグは「子供や家族が安心して観戦できるスタジアムづくり」を目指している。その中で今回の騒動は、名古屋側のサポーターに子供や女性ら家族連れの姿も多くあった夏休み中に起きた。警備員を押し倒したり、相手サポーターの胸ぐらをつかんだりした処分対象者の最終的な特定作業と、漏れのない違反行為者の捜索を終えた後、協会は厳罰を下すのか。臨時の天皇杯実施委と理事会の判断内容が注目される。

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