浦和レッズの暴徒化騒動「史上最大の厳罰」も 来年度の天皇杯出場資格が剥奪される可能性

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18日、名古屋に勝利し、選手にエールを送る浦和サポーター(写真:日刊スポーツ)

日本サッカー協会が、天皇杯で浦和レッズの一部サポーターが暴力や破壊行為に及んだ騒動に対する処分を協議するため、臨時の天皇杯実施委員会と理事会を来月初旬にも開くことが22日、分かった。

2日の名古屋との4回戦(CSアセット港サッカー場)で完敗した浦和側の応援リーダーら、現段階で77人が暴徒化した事態を協会は重く見ており、議論の進展次第では、サポーターの管理責任を負う浦和に対して来年度の天皇杯出場資格剥奪など厳しい処分が科される可能性がある。

「歴代最悪の事件」と見る関係者も

日本協会が、浦和と悪質サポーターに対し、史上最も重い処分を下す可能性が出てきた。現在、試合後の映像を集めて関与者の動向を分析中。状況確認が終わる来月初旬にも、詳細を共有するため、臨時で天皇杯実施委と理事会を開く必要があると判断した。裁定委と規律委が基準を示し、理事会の承認を経て、処分を最終決定する運びという。

その見通しについて、関係者は「当初のクラブ発表に対して暴力相当の行為はあったと否定した田嶋会長はじめ、スタジアムでの暴力を許さない協会は、従来の罰金や数試合入場禁止では収めない可能性がある」と指摘。「歴代最悪の事件」と見る関係者もおり、最も重い処分案には、浦和の来年度の天皇杯出場資格剥奪も含まれる模様だ。

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