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なぜ中堅企業がCSRの「人材活用」分野に注力するのか/先進企業の戦略、IDECとKIMOTOに見る「経営の質」

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IDECの社内セッションでは、社外取締役と若手~中堅社員が議論を交わす(写真:IDEC)

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「中堅企業」カテゴリーの創設から約1年半が経過し、政府の支援策も本格的に動き出した。AIの進化や人手不足、インフレといった構造変化の中で、中堅企業は成長の牽引役として存在感を高めている。本特集では注目企業の戦略や競争力の源泉を徹底解説。ランキングなどを通じて、その実像と可能性に迫る。
『CSR企業総覧2026【雇用・人材活用編】』(東洋経済新報社刊)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

人手不足が深刻化する中、中堅企業にとって優秀な人材の獲得と活用は最大の課題となっている。

従来、CSR評価の領域では大企業が上位を占めてきたが、人材活用を軸に中堅企業も存在感を高めつつある。今回は『CSR企業総覧』2026年版から、人材活用分野で高い評価を獲得した中堅企業の人材戦略の実像に迫る。

『CSR企業総覧』2026年版(掲載企業1656社)の「人材活用」分野では、IDECが86.9点、KIMOTOが80.4点といずれも高水準の評価を獲得した(平均点は59.7点)。同分野の評価は、女性管理職比率や育児休業取得状況、労働時間、研修費用、従業員満足度など50項目を基に総合的に算出される(詳細な評価方法と項目はこちら)。

総合ランキングでもIDECは226位、KIMOTOは336位に位置しており、人材戦略を軸とした「経営の質」の高さがうかがえる。

多様性と流動性を生かす人材戦略

制御機器専業メーカーのIDECは、グローバル化を加速する中で多様性を生かした組織変革に注力している。特筆すべきは、直近の年間採用者に占めるキャリア採用が7〜8割に達している点だ。国籍や年齢を問わず能力本位の採用を徹底している。

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