結婚10年、妻が語った「夫を避けている」意外な背景 カウンセラーが教える夫婦の問題を改善する方法

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壮太:はい、もし妻がそんなふうに僕を見ていたとしたら、確かに敵に見えちゃったかも、というのは理解できます。

順子:ありがとうございます。2人で話していると、このニュアンスが全然伝わらなくて、だからもうこの話はしないようにしていましたし、私たちの味方じゃないんだって線引きしていたようにも思います。

安東:それが心の中にたまっていたモヤモヤなのかもしれませんね。

壮太:母に不満を持っているのは薄々わかっていましたが、それが夫婦の関係にこんなに影響するとは思っていませんでした。

順子:それって私の気持ちがわかってない証拠だと思う。

安東:そういう不満を抱えていて、わかってもらえていないと思っている相手と近づきたいと思わないですよね。

まずは、順子さんの不満を解消していくことと、お母さんとの関わり方を見直していくことが大切だと思います。

壮太:どうすればいいんでしょうか。

安東:そうですね、お二人の間にある感情のわだかまりを解いていきましょう。

夫はヘラヘラ笑っているだけだった

安東:順子さんは、今までで一番怒っている、あるいは悲しかったといえば、いつのころでしょうか?

順子:やっぱり結婚式のときですね。お義母さんに言われたときに、夫はヘラヘラ笑っているだけでした。

安東:では、そのときの「私」をイメージしてみてください。

順子:はい。

安東:壮太さんも、できるだけ当時のことを思い出して。自分が見てきた世界とは違って見えるかもしれませんが、今、目の前にはお義母さんの言葉で傷ついた順子さんがいる、と思ってください。

壮太:はい。

安東:では、気持ちの準備ができたら、壮太さんから「あのときはごめんね」と言ってくださいね。

壮太:あのときはつらい思いをさせてごめんなさい。

安東:順子さん、壮太さんが謝っていますが、どんな感じがしますか?

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