アメリカンキャンパー「ソリス ポケット」の誘惑 老舗ウィネベーゴ最小といいつつ全長5.4m超!

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そんなラムの商用バンをベースとするのがソリス ポケットだ。車体サイズは、全長5440mm×全幅2070mm×全高2850mm、ホイールベース3450mm。参考までに、ハイエースのなかで、もっとも大型のボディを持つスーパーロング/ワイドボディ/ハイルーフ仕様は、全長5380mm×全幅1880mm×全高2285mm、ホイールベース3110mm。これも先述したとおり、ラインナップ「最小」といいながらも、ソリス ポケットのほうが車体は大きい。

なお、エンジンには、3.6L・V型6気筒ガソリンを搭載。最高出力は276HPを発揮し、9速AT(オートマチック・トランスミッション)とマッチング。このモデルは、室内の架装などで3220kgというかなり重い車両総重量となっているが、それでも高速道路や登り坂などで、快適かつ余裕ある走りを実現するという。

純正のよさを生かしたソリス ポケットの外装

外観は、ノーマルから大きな変更はないものの、各部をキャンプ仕様とてアップデートしている。まず、車体の左右橫にある大型スライドドアにはウインドウを追加したほか、下方へ開くことができるフォールドダウン式のエクステリアテーブルも装備。展開すればアウトドアで食事などを楽しむこともできる。

また、ルーフには、前方に大型ベンチレーターファンを標準装備。オート設定にすれば、室内温度を感知して自動で開閉やファンのオン・オフを行う機能を有する。さらに、ルーフ中央には170Wのソーラーパネルも装備し、115A×2基のサブバッテリー(ディープサイクルタイプ)への充電も行う。

観音開きタイプのリアダブルドア
観音開きタイプのリアダブルドア(筆者撮影)

ほかにも観音開きタイプのリアダブルドアやスライドドアには、室内への虫の侵入を防ぐスクリーンも装着するなど、アウトドアで便利な装備を追加している。

広々&充実した装備が魅力の内装

ソリス ポケットの室内
ソリス ポケットの室内(筆者撮影)

室内色に遊牧民を意味する「ノマド」というカラー名を採用した内装は、アメリカ製モデルらしい質実剛健なイメージだ。シックな印象のある欧州製キャンピングカーとは一線を画す。室内の中央部には、左側にギャレー(キッチン)、右側に対面式シートを持つダイネットを配置。車体後方には常設のダブルベッドなども装備している。

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