最上もが「前向きなネガティブ」な彼女の生き方 ダメダメと言いながらやっぱり前に進んでいる

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樋口:それがいいです。僕もやってます。ネットの書き込みが原因で、自分から命を絶ってしまった方もいますからね。ネットもちゃんと法整備していかなきゃいけないと思います。今日はお会いできてよかったです。 楽しかったです。ありがとうございました。

最上:ありがとうございました。

(写真:内田裕介(Ucci))

対談を終えて

このインタビューでお会いする方はみなさんしっかりしていらっしゃるのですが、最上さんも例外ではありませんでした。最上さんはご自分のことを「弱い、弱い」と言う。だけど本当は強いのではないかと感じました。これはインタビューの時にも言いましたが、自分のことを「弱い」と認めるのは、本当は強くないとできないことだからです。

小心にして大胆。傷つきやすいゆえに足下を見失わない。「生き残ったシド・ヴィシャス」? いやいや、そんなもんじゃない。最上さんは「生き残ったカート・コバーン」です。

最上さんの新刊に勇気づけられる人は多いはず。最上さん、これからも最上さんのファイティングポーズを取り続けてください。あなたを見てると勇気が湧いてきます。(樋口毅宏)

(写真:内田裕介(Ucci))
最上もが
1989年2月25日生まれ。東京都出身。2011年にアイドルグループ「でんぱ組,.inc」のメンバーとして芸能界デビュー。2017年脱退後は、映画、ドラマ、バラエティ、ファッション誌など幅広く活動。2021年、第一子出産。育児と仕事の両立に奮闘中。初のフォトエッセイ「も学」(KADOKAWA)が好評発売中。 
TwitterInstagram  
HP/https://mogatanpe.com/ 
(写真:内田裕介(Ucci))
樋口毅宏(ひぐち・たけひろ)
1971年、東京都豊島区雑司が谷生まれ。出版社勤務の後、2009年『さらば雑司ケ谷』で作家デビュー。11年『民宿雪国』で第24回山本周五郎賞候補および第2回山田風太郎賞候補、12年『テロルのすべて』で第14回大藪春彦賞候補に。著書に『日本のセックス』『二十五の瞳』『愛される資格』『東京パパ友ラブストーリー』『大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた』など。妻は弁護士でタレントの三輪記子さん。最新刊『無法の世界』(KADOKAWA)が8月31日発売。カバーイラストは江口寿史さん。
公式Twitter 

 文/井上真規子 写真/内田裕介(Ucci) ヘアメイク/澤西由美花(クララシステム) 編集/森本 泉(LEON.JP)

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