100万再生連発「ホラーYouTube」意外な収入事情 地番確認、手紙、交渉…「ゾゾゾ」運営の裏側

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皆口さんは落合さんを説得し、全24回で一旦終わることになった。しかし、その時はさほど話題にならなかった。

しかし、最終回が近づくにつれ、どんどん

『何? 全24回って書いてある。終わっちゃうじゃん!!』

という視聴者の声が大きくなっていった。

番組は惜しまれつつ終わったが、スペシャルを挟んで、セカンドシーズンが始まった。セカンドシーズンはファンの熱狂を持って迎えられた。

現在はスペシャル番組を数カ月に1本アップしているが、そのたびにツイッターのトレンド入りを果たす。

サードシーズンを待ち望むファンも多い。

チャンネルがブレイクした後、メインパーソナリティーをしている落合さんは、町中や取引先で顔バレすることも多くなっていった。だが、その状態になっても会社の人たちには言わなかった。

「会社の人には、恥ずかしいからと口止めされてました。それと落合さん、実は会社から独立するように話を進めていたんですね。それで4年前、落合さんが会社を抜けて、自分と2人で合同会社ギギギを設立しました」

合同会社ギギギではゾゾゾ、サブチャンネルの運営はもちろん、ウェブデザインの仕事もこなしている。

「ウェブデザインの仕事もしています。ウェブデザインも『このサイト、自分が作ったんだぞ』とか自慢したいんですけど。ただクライアントがいる案件ですから、不用意なことは言えません。もどかしいですね(笑)」

撮影の交渉はどのようにしている?

ゾゾゾは多くの心霊スポット、恐怖ゾーンでの撮影を敢行している。

最近ではコンプライアンスも厳しくなり、撮影が難しくなってきていると聞く。ゾゾゾではどのようにクリアしているのだろうか?

「端的に言えば、所有者さんから許可を取って撮影しています」

まずは多くの人と同じように、インターネットで興味のある廃墟や心霊スポットなどを探すという。そこにはおおよその住所が載っている場合も多い。そうやって目的地を決めて遊びに行ったことがある人もいるだろう。

「まず、その住所が合ってない場合が多い。最初の頃はその住所に手紙を送ってましたが、住所不定で返ってくることが多かったですね。多くの人にとっては、目的地に到着すればそれでいいですから大体の住所でもしかたがありません。ただ、こちらが欲しいのは、正確な住所で。もっと言うと、いわゆる普通の住所じゃなくて、地番が欲しいんです」

写真:ゾゾゾ提供
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