任天堂の今期は「3DS」がいったん失速するが大型ソフトで巻き返し。Wii後継機を来期投入
今期の3DSの販売計画は、1600万台だ。3DSの潜在需要は高いものの、消費者に購入を決断させるきっかけが現時点では不足している。5月には、震災で発売が延期されていた「スティールダイバー」、6月には「ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D」などを自社ソフトとして発売予定。サードパーティー(他のゲームソフト会社)からも、大型タイトルの投入が予定されている。また、現時点では明らかにしていないが、「どうぶつの森」「スーパーマリオ」「マリオカート」など、ヒットが期待される定番タイトルも、サードパーティーのタイトルとの食い合いを避けながら、今期中に投入される可能性が高い。
なお、前期から苦戦しているWiiの後継機が投入されることが明らかとなった。発売は、来年4月以降。仕様などの詳細は、今年6月上旬に米国で開催されるゲーム見本市「E3」にて、体験できる状態で発表される予定だ。「Wiiの課題をただ埋めていくだけではだめ。いかにお客様を驚かせられるか」(岩田社長)を主眼としているもようだ。
「東洋経済オンライン」は、6月のE3でのWii後継機の発表後、来期の業績予想を見直す可能性がある。
(前野 裕香 =東洋経済オンライン)
《東洋経済・最新業績予想》
(百万円) 売 上 営業利益 経常利益 当期利益
連本2011.03 1,014,345 171,076 128,101 77,621
連本2012.03予 1,100,000 175,000 185,000 110,000
連本2013.03予 1,150,000 190,000 190,000 113,000
連中2010.09 363,160 54,232 -4,152 -2,011
連中2011.09予 360,000 20,000 30,000 18,000
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1株益¥ 1株配¥
連本2011.03 607.0 450
連本2012.03予 860.2 460
連本2013.03予 883.6 460-500
連中2010.09 -15.7 140
連中2011.09予 140.8 60
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