「ChatGPT」を一過性ブームと考えてはいけない訳 「勝ち残る企業」「デキる個人」の必須ツールに
法人はセキュリティ対策した導入が基本に
一方、活用に二の足を踏む企業の懸念は、セキュリティーだ。
ChatGPTをデフォルト設定のまま使えば、入力情報の漏洩リスクがある。NECジェネレーティブAIハブリーダーの千葉雄樹氏は、「生成AIの法人利用は、企業が対価を払い、安全な通信経路かつ学習データに使われない設定で社内システムに導入するのが基本になってきた」と話す。
社内の一般的な業務効率改善のために使うのか、あるいは自社のサービスに搭載して事業を創出するのに使うのか。それによって構築すべきモデルやセキュリティー対策、コストは異なってくる。
生成AIは汎用的に業務をこなすが、「万能AI」ではない。得意・不得意がある。どう使えば仕事効率化や自社の競争力向上につながるか。その「正解」を吟味する段階に入っている。
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