首位は10%超え、神奈川の地価上昇率トップ100 上位を占めたのは茅ヶ崎市、武蔵小杉も上昇続く

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国土交通省の鑑定評価書
国土交通省の地価公示では、個別の地点の「鑑定評価書」も公表されている。写真は神奈川県の地価(住宅地)で前年比の上昇率が1位となった茅ヶ崎市の鑑定書(編集部撮影)

都心以外でも東京圏の地価上昇が続いている。そこで今回、国土交通省が3月に発表した地価公示(2023年1月時点)を基に、東京都千葉県のランキングに続いて、2022年比で地価上昇率が高い神奈川県内の地点(住宅地を対象)トップ100をランキングした。

国土交通省の「標準地・基準地検索システム」で公表されている個別地点の鑑定評価書から、上位のエリアの特性を見ていこう(鑑定書には地番や住居表示があるが、本稿は最寄り駅で表記)。ランキングトップ10のうち、5つを茅ヶ崎市内が占めた。

上昇率のトップは前年比で10%超

首位の辻堂(茅ヶ崎市)は10.76%上昇と唯一の2桁台。鑑定書には「供給は小規模開発分譲が多く、大量の宅地供給はない。都心への接近性及び生活利便性が良好であるので、需要は旺盛」とある。需要者の中心は一次取得者だが、敷地規模によっては、二次取得者も見られるようだ。

2位の平沼橋(横浜市西区)は8.37%上昇。「横浜駅までも平坦な地勢で利用可能であることから需要は高い。マンション適地は希少性があり、駅に近い物件等は高値取引も散見される」と記載されている。

知名度の高い武蔵小杉(川崎市中原区)は5.92%上昇で16位。ランキング内のエリアでは最も地価が高く、1平方メートル当たり73.3万円となっている。「需要者は中堅、大手のマンション開発業者」であり、都内に通勤するファミリー層への分譲販売が中心となっている。

(※外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

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