自粛、電力制限、風評… 出口見えぬレジャー界


 5月からは通常営業で、9月下旬に流れた12試合も行われる予定だが、問題はやはり電力制限。ドームの電力消費量はプロ野球ゲームの場合、1日当たり5万~6万キロワット時。興行がない場合も、ほかの屋外野球場と同程度の1・5万キロワット時かかる。加圧送風ファンでドーム内の屋根膜を膨らませるためだ。夏場に向け照明などの抑制策を検討している。

被災地はなおさら厳しい。 福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズ。運営する常磐興産は3月12日以降、パークやホテルを休館している。今も再開のメドは立たないが、「設備・建物の復旧工事を夏休み前までに終わらせたい」(管理本部)とする。

ただ、同社が心配するのは風評被害だ。ハワイアンズは東電・福島第一原発から約50キロメートル南に位置し、放射性物質流出による避難指示は出ていない。が、いわき市の一部が30キロメートル圏内の避難区域にあることで、不安視されてしまうという。11年3月期の配当が無配に落ち込む可能性もある。

日本中を覆う自粛モードも重なり、レジャー業界は当面視界不良が続きそうだ。

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(鈴木雅幸 撮影:引地信彦 =週刊東洋経済2011年4月16日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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