「資格試験に落ちる人」が見落とすたった1つの事 「簡単な事」ができていれば、きっと合格できる

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見直しをして得点を拾えれば合格をしていたのに、見直しをできなかったために落ちた人はたくさんいるはずです。

私の場合でも、最後の粘りによって合格できた試験が、上述のとおり2つもあります。

合格できる十分な実力がついていれば問題はありませんが、実力があっても、コンディションや運が足りずに合格ギリギリになってしまうことはありえます。

そんなときに結果を拾うためには、とにかく合格するという高いモチベーションを維持することが求められます。

最後の粘りを生み出す方法

本番で最後の粘りを生み出すには、自分の努力を強く信じることが必要です。

弱気になっても、いいことは何もないので、自分を信じて目の前の敵に立ち向かうべきです。試験時間が終わったら休むことはゆっくりできます。

私の場合は、モチベーションを上げる最後のルーティンを作っています。

勉強の総仕上げとして、本番の直前にトイレに行きます。そして鏡の前で自分の目を見つめて、「これまで一生懸命頑張ってきただろう。悔いのない時間を過ごしてきただろう。お前なら絶対できる。最後まで諦めるな」と強く自己暗示をかけます。そして目を閉じて、なぜ合格したいのかを改めて心の中で考えます。「やるぞ」という気分になったら、心の高揚を保ったまま試験場へ向かいます。周りに人がいると恥ずかしいですし集中できないので、試験場から少し離れたトイレを選ぶことをおすすめします。

このルーティンは格闘技で試合に向かうときと同じです。格闘技の試合でも、弱気は自分を襲ってきます。相手の攻撃に耐えているとき、ここで諦めてしまえば楽になれるという気持ちが頭をよぎります。そんな自分と戦うために、さっき「自分に負けない」と誓ったことを思い出し、弱気を遠くに押しやります。この繰り返しを積み重ね、試合に勝ってきました。

闘争本能を備えたごく一部の人を除いて、ほとんどの人が何かに挑戦するときは、弱気な自分と戦います。

覚えておいてほしいのは、何もしなければ粘れないのは当たり前であり、ルーティンを作って弱気に立ち向かう準備をしたほうがいいということです。

最後の一瞬、最後の1秒が勝負を分けることは珍しくありません。そして、その少しの違いが人生に大きな差を生み出します。本番では諦めずに頑張ることがとても重要です。最後の一瞬まで気を抜かないため、自分を信じるための仕組みを作りましょう。

まとめ
・試験では「最後に見直す」が大事
・最後の粘りを出すために、ルーティンを作ろう
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アルファポリスビジネス編集部

アルファポリスはエンターテインメントコンテンツのポータルサイト。小説、漫画、書籍情報などを無料で配信。最近はビジネス系の記事にも力を入れている。

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