【産業天気図・家電・AV】エコ効果剥落に加え、震災による部品供給の停滞が痛手

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 メーカーによって影響の度合いは異なるが、シャープや東芝、ソニー、韓国サムスン電子や台湾HTCなど幅広く影響が及ぶ可能性がある。旺盛な需要に供給が追いつかず、メーカーはジレンマを抱えることになりそうだ。

後半の10月~12年3月にかけて部品供給が平準化すれば、市場活性化が期待される。アップル製品はもちろんのこと、年末にはソニーの携帯型ゲームの新製品「NGP」発売が控えている。2月末に発売した任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」も含めてゲーム市場が盛り上がるかにも注目が集まる。

だが「山高ければ谷深し」で、国内の家電メーカーにエコ特需剥落の反動減が直撃するのは必至。後半にかけて市場に薄明かりが差してきたとしても、通期で景況感の悪化は避けがたいだろう。
(前田 佳子=東洋経済オンライン)

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