ケヴィン:実に多くの人が熱心に働き、リタイア後に旅行をするためにお金を貯めている。私はこれを180度転換し、お金がなくても若いうちに旅行をしようと考えた。そのおかげで、億万長者でも買えない経験をすることができた。
ゆっくり進むことをすすめたい。「生産性」なんていうのは中年になったら考えればいいんだ。
若いうちは、多くの事柄に取り組んで多くの成果をあげようとするが、それを生産性という物差しで評価しようとは思わないだろう。
頭抜けたパフォーマンスや高い満足度を基準に評価すればいい。
人は画期的なアイデアが大好きだ
ケヴィン:人に譲るという姿勢に賛成だ。周りの人に自分がしようとしていることを話す……彼らに譲ってあげるんだ。そうすると、人々は喜ぶ。なぜなら、人は画期的なアイデアが大好きだから。
私がアイデアを人に譲るときにはこう言う。「いい考えだろ? 君がこれをやってくれよ」。
まずはすべてのアイデアを他人にあげて、それ以外のすべてのアイデアはボツにするんだ。そこでボツにできないし、人にあげることもできないアイデアがあったら、こう考える。
「なるほど、これこそ私が取り組むべきアイデアだ」と。
ケヴィン:人は、ほかの人になりたい、ほかの人のストーリーを生きたい、という衝動に駆られる。
最高のロックスターになりたい、としよう。しかし優れたロックスターはすでに数多くいるから、多くの人はその中の誰かを真似るだけで終わってしまう。
私の考えでは、成功者は自分のポジションを持っている。これまでに存在しなかった新たなポジションを持っている。もちろん、キリストもほかの偉人たちもそうだった。
これを実現させるのは本当に難しいが、これができれば成功者として名を刻むことができると思う。
若いときに身につけておきたい生活のスキルの1つとして、ぎりぎりまで倹約するスキルを挙げたい。最低限の荷物で旅をする、必要最低限のものだけで生活する、といったスキル。
これはサバイバルをしている気分になるだけでなく、実は満足感が得られる。リスクを冒すことで自信が生まれるんだ。
「最悪のことが起こったって、たいしたことはない。バックパックと寝袋があって、オートミールが食べられれば死ぬことはない」
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