パウロ・コエーリョの朝のルーティンは?
(ティムから)パウロ・コエーリョは、私のインスピレーションの源だった。『アルケミスト』や『ザ・スパイ』など、世界的影響力を持つ彼の作品は、70以上の言語に翻訳されている。
彼は信じられないほどコンスタントに本を書き、2年に1冊の頻度で出版している。
あまり知られていないが、世界で6500万冊を超えるベストセラーとなった『アルケミスト』は、当初はブラジルの小さな出版社から出され、900冊しか売れなかった。
しかも、彼らは再版を断ったのだ!
次の作品『ブリーダ』が出版されて初めて、『アルケミスト』は急に売れ出した。
パウロはブラジル生まれだが、今はスイスのジュネーブに住んでいて、そこでこの原稿の録音をした。
ティム:朝と昼のルーティンは?
パウロ:もちろん、パソコンの前に座る。頭の中では本のことを考えているけど、まずはそれを先延ばしにする。
朝はメールやニュースなど、あらゆるものをチェックして、しばらく座って自分と向き合う。3時間ほど自分に言い聞かせる。「いけない、いけない。あとで、あとで」。
そして、そのすぐ後に「やっぱり腰を落ち着けて30分だけ書こう」と言い聞かせて――自分のメンツをつぶさないために――書き始める。
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