部下に「失敗してもOK」という上司が無責任な理由 管理職が意識すべき「良い失敗」「悪い失敗」
Yさんを崖から突き落とすような真似をしたのには理由があります。
「これ、やってみませんか?」と事前に聞いていたら、Yさんは挑戦をためらったかもしれません。多少強引でも、相手が予期しないチャレンジをいきなり手渡して、「やるしかない状態」に追い込むのがいいと思ったのです。
やってみたら、案外やれるものですし、「Yさんならできる」という確信が僕にはあったから、そうしたのです。
マネジャーの腕の見せ所
同じような経験が僕にもあります。地上4000メートルからのスカイダイビングに挑戦したとき、飛行機から下をのぞくと足がすくみました。でも、陽気なインストラクターがワイワイと盛り上げてくれているうちに、気づいたらドアが開いて、空を飛んでいたんです。
もし、「これから飛び出しますよ。準備はいいですか? ハイ、ドアを開けます」なんてやっていたら、とんでもない恐怖に襲われて飛び出せなかったでしょうね。
ウィルもありスキルもあるスタッフを、いかに健全に挑発して挑戦に誘うのか。
そこはマネジャーの腕の見せ所と言えそうです。
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