発想を転換した改革を実行しなければ、セブンはいつまでも外資に狙われます。

今をさかのぼること約2年、M&Aかいわいで、ある噂が流れた。
「カナダのアリマンタシォン・クシュタールがセブン-イレブンの買収を狙っているらしい」
クシュタールは、M&Aを繰り返して成長した北米有数のコンビニだ。モントリオールに本社を構え、北米やヨーロッパで約1万4500店を展開する。そのクシュタールが、米投資銀行のゴールドマン・サックスを使ってセブン&アイ・ホールディングスの創業家である伊藤家に保有株の売却を求めているという情報だった。
実質3社に集約された日本と違い、欧米のコンビニは寡占化が進んでおらず、M&A意欲が旺盛だ。スピードウェイまで手中に収め世界最大規模の店舗数を誇るセブン-イレブンなら、どのコンビニも喉から手が出るほど欲しいだろう。
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