配属ガチャ、外れて嘆く人に教えたい心軽くする策 「人生はRPG」納得いくまでこだわるのもあり
通勤可能な勤務地の開発希望で受けた会社だったのですが、入社直前に片道2時間以上の勤務地での販売職を通達されました。納得がいかず質問すると、実は女性社員は開発職では採用してないこと、配属先が遠くても拒否権はなく男性社員以外は1人暮らしも禁止であることがわかり、人事の方にはかなり責められましたが、勇気を出して内定を辞退しました。
入社直前になって雇用条件を変える会社が信用できなかったし、女性が働くには不利な職場だと思ったのです。ここで働けば今後ずっと後悔し続けると思いました。そのため4月1日から再び職探しとなったのですが、就職情報誌で運よく開発社員を募集していたゲーム会社が新卒採用してくれました。
その会社は若い世代で構成された会社で、結果としてはハズレで納得せずにリセットしたことで、自分なりのSSRを引き当てたのです。その会社には独立するまでの16年間務めました。
就職後の離職率に対して向き合っている会社を選ぶ
そんな経験もあるからですが、希望の職種に就くことや人を大切にする会社を選ぶことはとても大事だと思います。無理をしてハズレの職場に務め続け、心身を壊して退職した人を何人も知っています。転職などで回復できればいいのですが、想像以上にダメージが大きくて、長く仕事に復帰できない人もいました。
最近は若者の離職率を下げるために、希望部署にアピールができる配属決定会のある会社もあるそうです。内定段階で配属先を通知する企業も増えてきています。また、テレワークなど働き方の多様化から転勤制度を見直す企業も増えているそうです。
もちろん、企業側にも事情があり、内定段階で配属先を伝えるのが難しいのもわかりますが、就職後の離職率に対してきちんと向き合って対策を考えている会社は、何も対策をしない会社よりは社員を大事に考えている気がします。
そういった情報は就職活動中にもある程度わかることなので、職場がホワイトかどうかを見極めるための判断基準の1つにしてはどうでしょうか。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら