東京までギリ通勤圏「千坪の家」建てた夫婦の流儀 価格は「都心の2LDKマンション」と同程度に

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吹き抜けになったリビングでくつろぐ家主。窓からの風景が何よりのご馳走(写真:平郡政宏)
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コロナ禍でリモートワーク化が進むなか、東京ではなく地方に拠点を置きつつ、理想の住宅をつくるという決断を下した人もいます。

“銀座あたりで10時30分まで飲める距離”で一軒家を

丸3年に及ぶパンデミックのなか、わずかに良かったことと言えば、DXが一気に進んだことによりリモートワークが推奨されたことでしょう。まったく出勤しなくても良いというフルリモートの企業が増えるなか、東京ではなく地方に拠点を定める人も増えてきました。

本記事はLEON.JPの提供記事です

都内の企業に勤務する山寺健二さん(仮名・30代)もそんなひとり。学生時代から20年ほど住んだ東京を離れ、このほど那須高原の一角に1000坪ほどの土地を購入。自らが理想とする家を建てました。

焼杉の黒い壁に切妻屋根ですっきりとしたフォルム。写真は山寺さん提供

「現在の勤務は週2日ほどの出勤と、3日のリモート勤務。港区のオフィスまでドア・トゥ・ドアで2時間弱です。那須に住んでいると言うと、夜飲みに行けないと思われがちなんですが、実際は銀座~丸の内・八重洲あたりなら午後10時30分くらいまで飲めるんです。身体のためにもそのくらいで充分かなって(笑)」

大きな窓が内側から発光するように輝く。写真は山寺さん提供

「ただ、那須塩原駅からクルマで20分ほど走るので、駅まで妻に迎えにきてもらったり、タクシーを利用したり。もちろん交通費は多くかかりますが、それでも那須に移住して良かったことのほうが断然多い。ここに家を建てて良かったと日々実感しています」

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