東京までギリ通勤圏「千坪の家」建てた夫婦の流儀 価格は「都心の2LDKマンション」と同程度に
まず、山寺邸で目につくのは、この黒い外壁です。
「これは杉板の表面を焼いて炭化させた焼杉です。耐久効果に優れていて、長期間使用すると経年変化で味も出てくるんだそう。なにより、この黒くスタイリッシュな外観が気に入りました」
大好きな家具や小物をゆったりと配置
中へ入るとまず気づくのはその明るさ。2階まで吹き抜けたリビングダイニングは南へ向けて大きく窓を開いています。
「この土地を最初に見に来たときは秋だったので紅葉が見事でした。那須は春が遅く、桜もまだ咲いていませんが、これからは新緑が美しい季節。ここで春を迎えるのは初めてなので、とても楽しみにしています」
以前からインテリアやデザインに興味があったという山寺さんらしく、室内はデザイナーズ家具がバランスよく配されています。
「ほとんど以前の家(都心の集合住宅)で使っていたものなんです。ここへ来るきっかけで購入したのは薪ストーブの前に置いたピエール・ジャンヌレのイージーチェアとインゴマウラーのペンダントライトくらいでしょうか。やはり集合住宅はスペースが限られていたので、同じ家具でもゆったりと置くことで違う表情を見せてくれるようです」