東京までギリ通勤圏「千坪の家」建てた夫婦の流儀 価格は「都心の2LDKマンション」と同程度に

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階段脇に設けられたスペースをオフィスとして活用(写真:平郡政宏)

快適なリモートワークを実現する書斎スペース

取材日は平日だったので、リモートワーク中の姿もチラリと拝見。階段脇の横長のスペースを書斎として活用しています。

「那須は野菜が有名ですが、ミルクやチーズも美味しくて。水がいいから米や豆腐など何でも美味い。だからリモート勤務しながらも、いつもランチが楽しみです(笑)。どこでも同じように仕事ができると思っていましたが、ここに来てから一層集中できるような気がしますが……気のせいかな(笑)」

書斎スペースの書棚。クルマ好きの片りんも窺えます(写真:平郡政宏)
家を建てるに際して、海外の建築物を数多く見ることで自分のテイストを探した。余談ですが「ロイヤルオーク」、素敵ですね(写真:平郡政宏)

「傍から見ると都会的に見えるらしいので(笑)、田舎暮らしに飽きるんじゃないかと心配されるのですが、今のところまったく退屈していません。というのは、那須にはすばらしいレストランも多くて、東京にいるのと同様の美食も楽しめるし、ゴルフや乗馬などのアクティビティも豊富だから、週末ごとに友人たちが遊びに来てくれるんです。東京の刺激的な時間もいいですが、それは週2日くらいで充分かな」

寝室から庭を望む。朝起きてすぐこの光景が目に入るなんてうらやましい!(写真:平郡政宏)

ちなみにコチラのお宅、土地購入と建物の新築で都心の2LDKマンションと同程度の価格だとか。「同じコストで3倍近い居住スペースと1000坪の広大な庭が手に入った」ということですので、高騰している東京都心のマンション価格と、カントリーライフのQOLを鑑みたら、地方暮らしも大いにアリかと。まずはこんな素敵な暮らしをしている友人宅へ遊びに行くことから始めてみようかな。

(写真/平郡政宏 文・編集/秋山 都)

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