東京港で46位「日本の港湾」地位低下が激しい背景 コンテナ貨物取扱量は増加、でも世界順位は低迷
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日本の基幹的な物流拠点である東京港(写真:dual180/PIXTA)
日本の港湾の世界における存在感が低下しています。コンテナ貨物取扱量は日本最高位の東京港でも世界では46位です。こんな事態になっているのはなぜなのか。海運経済学を専門として、コンテナ輸送の動向を研究している松田琢磨・拓殖大学商学部教授が解説します。
※本稿は『コンテナから読む世界経済 経済の血液はこの「箱」が運んでいる!』から一部抜粋・再構成したものです。
中国の港が圧倒的な存在感
『ロイズリスト』という海運専門誌が毎年、世界のコンテナ取扱量の上位100港を取りまとめて発表しています。2020年と2021年における世界第30位までのコンテナ港と日本の主要港湾のコンテナ取扱量を示しているのが下の表です。
※外部配信先では表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください
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