女性4人と仮交際中、30代彼のあんまりな「別れ方」 「メッセージの回数が減った」の裏にある意味

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相談所ならば、交際があやふやのまま終わることはない。もしも、“この人は違う”と思ったら、交際終了を出すので、交際の白黒がはっきりとつく。そして、うまくいった相手となら、着実に結婚まで進んでいける。

そう思って、結婚相談所での活動を始めたのだが、お見合いして交際に入ってもなかなかうまくいく相手に出会えないでいた。

そんなとき、ふとやよいを思い出し、LINEを入れてみた。「ひさしぶり。はやとだけど、やよいちゃんのことを思い出してLINEしちゃった。今何してるの?」。

「仕事から帰ってきて、ご飯食べていたところ」

返信が来るとは思わなかったので、飛び上がらんばかりにうれしかった。

「今度またご飯でも食べに行かない?」

「そうだね」

まさか、イエスの返事が来るとは! ところが、色よい返事が来たのはここまでだった。

「いつが暇? 時間合わせるよ」

「今仕事忙しいから、スケジュールが見えたら連絡するね」

そう言ったあと1週間LINEが来なかったので、はやとはまた自分からLINEを入れた。「仕事、どんな感じ?」。

そこからは、既読にならなかった。

言葉の裏にある本音を知る

1つの恋愛が終わったとき、男性と女性とではその感情の処理の仕方が違うといわれている。

男性は1つひとつの恋に「名前をつけてファイル保存」し、女性は1つの恋が終わり新しい恋が始まると、どんどん「上書き」をしていくらしい。

これは、男性脳と女性脳の違いなのだろう。女性脳は思い出よりも現実を大切にするので、恋愛感情が日々アップデートされる構造。一方、男性は思い出を大切にしてそれを美化する脳の構造なので、名前をつけてファイル保存をし、ときどき取り出してそのときに思いをはせるので、なかなか忘れることができない、というわけだ。

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だから、過去に付き合っていた女性に連絡を入れたとしても、関係が復活できる望みはほぼないと思ったほうがいい。

相手のことが好きだと、どうしても数パーセントの可能性にすがってしまいがちだ。だが、発せられた言葉に隠された本音を冷静に判断して、その相手との結婚があるのか、ないのかを判断していくことが、婚活を成功させる近道なのではないだろうか。

鎌田 れい 仲人・ライター

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かまた れい / Rei Kamata

雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。「鎌田絵里」のペンネームで、恋愛少女小説(講談社X文庫)を書いていたことも。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラ

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