女性4人と仮交際中、30代彼のあんまりな「別れ方」 「メッセージの回数が減った」の裏にある意味

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「今、毎日LINEのやり取りをしているのですが、これを2日に1回、3日に1回と間隔を空けていこうと思います。女性側からLINEが来ても即レスはしないで、一晩寝かせて返事をするようにします」

こうしてやり取りを徐々に少なくしていって、女性側から“お断り”を入れてもらう作戦だ。案の定、それから10日ほど経って、さえとゆうみの相談室から交際終了が来た。

結婚相談所のお見合いは、付き合うか否かの白黒をはっきりさせる交際なので、毎日来ていた連絡がだんだん日にちが空くようになれば、“気持ちが離れた”“他の人を選んだ”と相手も察する。

ところが、一般的な恋愛やアプリなどで出会った場合、相手のことが好きだと、間隔が空いても連絡が来ることにすがってしまう。

恋愛を終えたい男性がとる行動

こんな例もある。

先日、入会面談にやってきたあきえ(36歳、仮名)は、婚活アプリで出会った男性と半年ほど付き合っていたのだが、その結末はとんでもないものだった。

あきえは、美容関係の仕事をする見た目も華やかな美人だ。「恋愛は、それなりにしてきました」と言うのだが、 “結婚したい”と思う相手には、巡り会えなかったようだ。

「20代の頃は、付き合っていた人と別れればすぐに次の恋人ができたんです。ところが、33歳を過ぎたあたりから、周りの景色が変わった。素敵な男性はすでに既婚者。声をかけてくる男性は、うんと年上のおじさんや、年が近くてもどうも生理的に合わない人ばかり。私、男っぽくて色気のある男性が好きなんです」

このまま普通に生活をしていたら、ただ歳をとってしまうと思い、婚活アプリに登録した。そこで出会ったのが、広告関係の会社で働くゆたか(39歳、仮名)だった。スラリと背が高く細面のハンサムで、服装もオシャレ。流行にも敏感で理想のタイプだった。

「最初は、毎日のようにLINEをしあって、週1のペースで会っていたんです。ただ、仕事柄土日にイベントが入ることが多かったので、会うのは、仕事終わりのウィークデーでした。2度目のデートのとき、食事をした後にホテルに誘われて、男女の関係になりました」

男女の関係になってからは、ますます気持ちが入ってしまい、あきえの中ではゆたかとの結婚を考えるようになった。

ところが、楽しく充実した時間が3カ月続いたあたりから、ゆたかの仕事が急に忙しくなった。

「これまで任されたことのないような大きなイベントの責任者になったんだ。失敗できないから、これから忙しくなる」

週1で会っていたのが、2週間に一度になり、その後は1カ月も会えない日が続いた。そのうち、LINEにメッセージを入れても返信が来なくなり、既読にもならなくなった。

最初は「仕事が忙しい」という言葉を信じていたが、やがて“これは2人の関係を終わらせたいサインだ”ということに気づいた。ただあきえは、このまま自然消滅に持ち込もうとするゆたかが許せなかった。

悲しみが怒りに変わったものの、住んでいる場所も知らない。知っているのは会社名だけ。そのときに、本当にたまたまなのだが、大学時代からの友だちが「私の知り合いがその会社の社員だよ」という情報をくれた。

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