「いつの間にか儲けてる投資家」が絶対にしてる事 資産を増やす長期投資家は「見極め方」が違う

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【動機③】最後に必要なのは勇気

個人なのに企業の大株主に名を連ねてしまうような大物投資家の方の講演プロデュースをしたことがあります。投資歴は学生の頃から30年以上、1銘柄だけで50億円も投じられるようなレベルです。

その方がおっしゃっていたのは「投資は勇気」ということでした。どんなに分析・準備をしても、相場では損するリスクと隣り合わせです。努力むなしく資産を減らしてしまうこともあるでしょう。

そんな不条理な世界でも、精一杯考え勇気をもってお金を投じるからこそ、労働だけでは難しい莫大な資産を築くことができるのです。

「腑に落とす」には行動が必要

投資に限らずですが、そうやって考えと経験を重ねてスキルは磨かれていきます。

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とくに暴落局面では、優良な会社であっても目の前で下がっているチャートを見るとどうしても及び腰になりがち。平常時ならそこが買い場だとわかっているのに、です。

だからこそ、準備をしたら最後は「エイヤ!」の心意気が大事です。私も、過去の大暴落局面で恐る恐る買いに行き、直後にマイナスが拡大して後悔したこともありましたが、相場の回復を見越して持ち続けた成功体験があります。恐怖の中で買った株のポジションは、その後お宝ポジションになると、はっきり腑に落とせているのです。

この「腑に落とす」は、どうしてもあなたの行動が必要となります。とはいっても、いきなり大金を投じる必要はありません。無理なく置いておける金額でいいので、暴落時に勇気を出して買いに行くという経験を一度はぜひしてみてください。きっと、それまでの投資観が変わるきっかけになると思います。

児玉 一希 株式会社RES代表取締役

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こだま かずき / Kazuki Kodama

1991年生まれ。東京都立大学(旧首都大学東京)卒業後、2014年リクルートグループへ入社。しかし営業成績が最下位になるなどまったく活躍できず、2016年に転職をきっかけに金融教育業に携わる。直接的に指導した人数は2万名を超え、2020年に会社の代表者になってからは、自社でお金や投資を学べる学校を創設。投資家として大事にするのは「再現性」と「継続性」。

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